学業成就
学問をおさめるには、なんといっても、日々の自分の努力が大切
日本の神様も、自ら頑張る人が好き、といわれているようです。
やはり「神頼み」だけではいけません。
でも、自分の近くに神様がいてくださる、と感じると、日々の勉強も受験も落ち着いてのぞめると思います。
ぜひ、神社などに赴いて、神様とお話ししてみてください。
いわずと知れた『学問の神様』

天満神社
菅原道真をお祀(まつり)りする天神さまは、いわずと知れた学問の神様です。
菅原道真は平安時代の貴族で学者・政治家です。
藤原氏が牛耳っていた政治の世界で、その実力から天皇に重用され、右大臣を努めました。右大臣は左大臣とともにときの政治の世界での最高位です。
唐(現在の中国)の国の荒廃などから、唐の国へ人材を送り、文化の吸入などをおこなっていた遣唐使を廃止したのは、菅原道真の意見によるものです。遣唐使は唐の荒廃に加え、船の難破などもあり、失うものも大きくなっていたことが理由のようです。
「出る杭は打たれる」といわれるように、菅原道真は一大勢力の藤原氏に疎まれるようになり、ついには九州の大宰府に左遷され、この地で亡くなります。
菅原道真の死後、時の主都「京都」では、天皇の跡継ぎの病死など、異変が相次ぎます。
これは菅原道真の怨霊が原因とされました。
天皇のお住まいへ雷が落ちたことにより、菅原道真の怨霊は雷神と結び付けられ、火雷天神が祀られていた京都の北野に北野天満宮を建てて、菅原道真の霊を鎮めようとしました。
以後、大きな災いが起きるたびに菅原道真の祟(たたり)とされてきましたが、災害の記憶が薄まるにつれ、菅原道真が学問の分野でも優れていたことから、学問の神様として信仰されるようになりました。
菅原道真以前にも、古くから天神信仰がありました。「天つ神(あまつかみ)」「国つ神(くにつかみ)」と呼んできた「天の神」という考えがもとにあり、日本をおつくりになった神様「伊弉那岐命(いざなぎのみこと)を天神様では祀ってきました。
神社の紋は梅鉢紋。
実力で政治の頂点を極めた菅原道真。
学問もそうですが、力はあってもなかなか花が咲かない、という人にも、天満神社はパワーを与えてくれるかも、と思ってしまいます。
虚空蔵菩薩
虚空蔵菩薩は無限にひとを幸福にする力や知恵を持つ仏さまです。
パワスポ
天神さま